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 海外出張体験記

海外出張に行くチャンスがある。フローサーブのウリの一つです。

実際に海外出張経験のある方に体験談を綴ってもらいました。

オマーン出張体験記

オマーン国旗

製作課 Y.W

出張地:中東 オマーン国

出張期間:6ヶ月間

私は、約6ヶ月間、中東のオマーン国という所で石油精製プラントの建設工事に、ポンプなどの回転機器担当として先輩指導者と共に参加しました。私が海外に興味を持ったのは、学生時代に友人とオーストラリアに行った際、現地の人と英語で話をしたことでした。

会話の内容はたいした事ではなかったのですが、自分の話した英語を相手が理解してコミュニケーションが取れたことが大変うれしく、以後、英語の勉強も面白くなり、将来は多くの国に行き、仕事をしてみたいと思うようになりました。そんな私でしたが中東という、夏場は気温50度近くまで上がり、サッカーが強く、石油の埋蔵量が多いという情報意外何も判らない場所に行くという事は正直不安でした。

現地では、プラント建設工事ということで、既に運転が開始されているポンプなどの日常点検を行なった、装置稼動前の試運転立会いや、運転中のポンプのトラブル対応などを世界中から集まった多くのエンジニアと取り組みました。

オマーン仕事風景1

オマーン仕事風景2

仕事中は全て英語で、自分が伝えたいことを理解してもらえず苦労することも多かったですが、それ以上に問題などを一緒に取り組んでいき解決した時の達成感は、今でも忘れることのできない思い出の一つです。

また、日本で仕事をしていた時にはわからなかったのですが、現地では仕事をするための工具をはじめ、ボルトやナットなどの部品を手に入れることが難しく、現在ある道具などを工夫して使ったり、事前に部品などを用意して作業に取り組んだりと仕事の要領を学ぶことが出来ました。

その他に、文化、考え方、生活環境、はたまた宗教観の違う人達と一緒に仕事をしたり、話をしたりすることは大変刺激になり、今まで以上に広い視野で物事が見れたり、考えられたりすることができるようになりました。

オマーン食事風景1

オマーン食事風景2

最後に自分の技術知識が不十分で非常に悔しい思いもしましたが、先輩技術者の助けや同僚の助けなどでがんばることができました、今後はこの出張で学んだことを日々の仕事で活かしていきたいと思います。

アメリカ出張体験記

アメリカ国旗

プロジェクト管理課 T.K

出張地:Taneytown, Maryland, USA

出張期間:1週間

私が所属しているプロジェクト管理課は、製品受注後に顧客と工場との窓口として業務を行っている部署です。顧客と工場との窓口と言っても、ポンプの設計や顧客との交渉など内容は幅広く、営業・設計を合わせたものという感じです。弊社では自社でポンプを製作するだけではなく、世界各地にあるフローサーブ社の工場からポンプを輸入し、販売も行っております。今回私が執筆させて頂く海外出張は米国フローサーブ社の工場の一つであるTaneytownへ弊社設計担当者と赴き、現地担当者との設計的・納期的な打合せが目的でした。

出張先であるTaneytownという所は、アメリカ合衆国東部のメリーランド州に属しており、日本との時差は14時間(サマータイム時は13時間)でワシントンD.C.から北へ約100km、車で1時間半に位置しています。人口は7,000人程度の小さな町で周りには牧場が広がっており、とてものどかな場所でした。アメリカ独立戦争時から設立されているため、街の至る所に歴史的な建物があり、工場団地の一角にTaneytown工場がありました。現地の従業員は、アメリカ人のみならず、世界各国から集まっており、さすが「人種のるつぼ」アメリカという印象でした。

アメリカ仕事場

仕事中は全て英語で打合せを行っており、ほとんどの会話は問題ありませんでしたが、細かいニュアンスを伝えることに苦労しました。しかしながら、現地担当者と図面上に絵や文字を書くことでスムーズにコミュニケーションを図ることができ、無事に打合せを終えることが出来ました。また、Taneytown滞在中は現地担当者と一緒に食事をして仕事以外のことを話すことができ、日本人とは異なる文化や価値観に触れる機会があり良い思い出となっています。

アメリカ スミソニアン航空宇宙博物館

最後に空き時間に行ったワシントンD.C.での観光について書きたいと思います。ワシントンD.C.はアメリカの政治の中心であるとともに、博物館などが数多くあり、観光客が大勢でとても賑やかでした。ワシントンD.C.滞在中に私はスミソニアン航空宇宙博物館に行ってきました。ガガーリンが実際に来ていた宇宙服やアポロ11号の司令船など有名な展示品が見学でき、しかも入館料が無料ということが最も印象に残っております。

この出張で気付いた海外で通用する点・足りない点を教訓として生かし今後の仕事に取り組んでいこうと思います。